今夜あなたをまつり縫い

31歳独身女のただの日記。仕事は縫製工場です。手先の器用さに自信あり

カラオケでストレス発散

以前は、営業事務、コールセンターとお客様と接する仕事をしていて、それに比べたら機械作業の今の仕事業務は身体的に楽だし、ストレスもそこまで溜まらないけど、時々一人カラオケに行く。

1人でカラオケって寂しくない?って、職場のおばちゃん達には言われるけど、全然寂しくない、むしろ楽ちんで好き。

仕事が最終日の夜に行く事もあるし、お休みの日に行く事が多く、今日は一か月ぶりに1人カラオケ行きました。結構、私の周りでも1人カラオケ好きな子が多い。

そんな友達と一緒に行けば良いじゃんって思われるけど、カラオケは1人が楽。歌いたいものを下手でも気にせず歌えるのは最高。みんなもこれに気がつけばいいのに。

友達や飲み会、二次会で行くと気を使うから正直疲れるんだよ。歌いたい歌も誰かに歌われたらもう入れられないし。

私は、最近は専ら韓国。KPOP大好きなの。やっぱりBTSが不動の1位かな。他にも聴くけど、やっぱり不動は彼ら。

最初は、友人に勧められて、YouTubeで動画見て、顔が綺麗だなってとこから入り、ダンスもすごい上手で、歌もうまい。dynamiteとか、2時間コースで3回は歌うよ。これ、1人カラオケの醍醐味だよね。

誰かと一緒に行くと、同じ曲を3回も歌うとか出来ないし、dynamiteなんかすごい流行ったから、BTSが好きな人以外も歌えるから、私が歌える可能性も減っちゃうのも嫌なんだよね。

両親も歌が好きで、小さい頃母が口ずさんでた曲、松田聖子とか、そう言う懐メロも意外と好きで歌っちゃう、でも2番分からないから1番終わったら演奏終了しちゃう。

最近のカラオケご飯は、昔に比べてメニューも多いし、美味しいから、カラオケついでにご飯をそこで食べる事もあるよ。パスタとか、本格的で美味しいよ。今日は、カルボナーラ。良い濃厚加減でグッド。

またストレス溜めたら歌って発散するぞ!

つまりはそういう年齢

朝から頭が痛かった。
多分、飲みすぎ。
昨夜は前の職場の人が奢ってくれるというので、有り難く頂戴していたらやらかしてしまった。

薄々感じてはいたが、お酒に弱くなった気がする。
前はもっとぐいぐい、それこそ明け方まで飲んでも、翌日スッキリ起きられた。
だけど今は、頭は痛くて体は重くて、こんなに朝起きるのがつらい。
つまり、そういう年齢ってこと。

仕事に行かなければならないので、体に鞭打って起きてみた。
やばい、ニキビができている。
いや、30過ぎたら吹き出物?
まあ正直、どっちでもいい。

メイクで隠そうかと思いつつ、ファンデーションを取る手が躊躇われる。
こレは、上からファンデーション塗ったらさらに酷くなる系かも。
20代の頃は、迷わずファンデーション厚塗りで完了だったのに。
若いニキビは、治りが早いから。
まあつまりこれも、年齢のせい。 

それこそ学生の頃は、年齢のせいにする大人がみっともないなって思ってたことを覚えている。
おいおい言い訳するなよって。
でも今は、この年齢が与える影響に太刀打ちできない事実を知ってしまった。

この年齢でそれじゃ早いって?
ごもっとも、これからもっとたくさんの「年齢のせい」が出てくるのは想像できている。
嫌でもね。

そういえば、何年か前に母親が言っていた。
年齢を受け止めるには、出来ることと出来ないことを明白にするといいらしい。
それで出来ないことは必要以上に未練がましくならないこと、出来ることに目を向けるのがいいのだとか。

まあ確かに、出来たくなったことを憂いていても仕方ない。
そして出来ないことを、できないと認識していないのも惨めだ。

かっこいい大人になるためには、こういうことが必要なのかも。
たまにはちょっとかっこよくしめてみた。

お弁当作りからの婚活?

私は、工場勤務の為、正直お給料が安い。
都会で暮らしているわけじゃないから、物価は高くないかもしれないけど、やはりお金は大事なので切り詰められるとこは、しっかり節約せねば!

って事で、仕事の日はお弁当を持参している。
小さい頃から、お菓子作りに始まり、お料理するのが好きなので、朝のお弁当作りは苦にならず。

昨日の残りものを1品入れ、お休みの日に時間を見つけて作った作り置きおかずを入れ、卵焼きにミニトマトなんか入れたら、まあそれなりの見栄えがするお弁当が完成するわけです。

お昼は、工場内の食堂で仲が良い人たちと食べる事が多いのですが、私は昔から同性でも年上の方と仲良くするのが合っているのか、母親に近い年齢の方々とお昼を共にするのですが、その中の1人で甥っ子さんが私より2つ下だと言う方が、私のお弁当を見てから、甥の嫁にと猛プッシュ。

彼氏と別れてから結構経つし、彼氏欲しくないって言ったら本当は嘘になるし、いずれは結婚もということを考えないわけではない。でも、今?って感じでびっくり。

「昨日の残りものですよ」って言っても、なかなか信じてもらえず。お料理は好きだけど、私結構ズボラですよって言ってるけど、ダメ。

叔母が甥の嫁探しって、今普通なの?甥、彼女いないの?叔母に探してもらわないとダメってコミュ障?とか色々考えてしまい、ストレスに。

周りも引いてるのが分かる、普段は悪い人ではないし、身内の嫁にって言うのも認めてもらってる感じはするんだけどね。

って言う話を母にしたら、いいじゃない?だって。言わなきゃ良かったと、更にストレス。

って事で、お弁当作りやめました。
菓子パン食べてます、しかも安いの。飽きるけど、こっちのストレスの方がまだ良いや。

でも懐具合と相談して結局お弁当に戻るかもしれないけど。
やっぱりね、先立つものがないと不安になるのよ30過ぎると。

何年ぶりだろう?ニキビができたのは

金曜日
パートのオバちゃん、「今度の朝礼、貴方が当番でしょ?」
私、「言わないでよ」
オバちゃん、「朝礼で話すことは決まったの?」
私、「まだ何も決まってない」
オバちゃん、「あんなの適当で良いのよ」
私、「はあ(ため息)」
私が働く工場では、月曜日の朝礼時に当番制で、1週間の目標を時事ネタを交えながら話さなくてはならない。

工場で仕事をしている時は、ミシンの音が「カタカタ」とずっと鳴っているため、それが気になって朝礼で話すことを思い付かない。
「カタカタうるせえよ」と思っていると、任侠映画のワンシーンである「ガタガタうるせえよ」のセリフとかぶり、ちょっと笑えた。

同年代の同僚、「大丈夫?」
私、「何が?」
同僚、「今、ニヤついてたわよ」

仕事は朝から晩まで同じことの繰り返しだが、朝礼で話すことを考えているとミスばかりしてしまう。
パートのオバちゃん、「一服しておいで」
と言ってオバちゃんに渡されたのは、手のひらサイズのポーチ。
そのポーチを持って行くのはトイレ。
個室トイレのドアを閉めて、オバちゃんから渡されたポーチを開けると、中にはタバコとライター、それとナプキンが入っていた。
「オバちゃん、まだ、ナプキンを使うんだ」、と思いながらタバコに火を付けた。

高校生の時もそうだったけど、個室トイレで吸うタバコって美味しいよね。
でも、朝礼のことを思うと、口から出るのはタバコの煙より溜息のほうが多い。

家に帰っても、朝礼のことを思うと憂鬱。
せっかくの休みも、朝礼のことで頭が一杯。
母親、「どうしたの?」
私、「朝礼で話すことを考えているの?」
母親、「そんなの何だって良いのよ」
私、「そうはいかないわよ」
母親、「どうして?」
私、「だって、話し終えると、皆が拍手をするんだから」
母親、「どうして拍手をするの?」
私、「良く頑張ったという意味じゃないの」

母親、「話すことが無いなら、歌でも歌えば良いじゃない」
私、「・・・」

朝礼で話すことばかり考えていたら、顔にニキビができた。
ニキビが出来たのは、何年ぶりだろう?

月曜日、工場に行くと
パートのオバちゃん、「頑張ってね」
私、「工場を辞めようかな」
同年代の同僚、「結婚もしてないのに辞めてどうすんの」

工場長の挨拶が終わると
工場長、「今日の当番は誰だ?」
私、「私です」

考えて来たことを話そうとすると
事務員さん、「工場長、お電話です」
工場長が事務室に行くと
パートのオバちゃん達、「話さなくても良いわよ。どうせ聞いてないから」

工場長が戻って来ると、パートのオバちゃんらは一斉に拍手をしてくれた。
工場長、「終わったか?」
私、「はい」

席に戻ると
パートのオバちゃん、「一服しておいで」
と言ってオバちゃんに渡されたのは、手のひらサイズのポーチ。
個室トイレに行って、そのポーチを開けるとナプキンはなかった。

ある休日の過ごし方、その一つ

休日。

ずっと座って同じ作業を繰り返す身体はすっかりと凝り固まっている。
毎週通うわけではないが、それなりのメンテナンスをしなければ蓄積された疲れがそこかしこに障害として現れては関節を軋ませ痛みを伝えてくるようになったのは…絶対に歳のせいではない。単に職業病なだけだ。そう、職業病。

通い始めて数ヶ月、ようやく慣れてきたマッサージ。
人に身体を触られるのはなんとなく抵抗はあるけれど、この凝り固まった身体を解せるのは最早自分の力だけでは無理なのだと悟った。
首から徐々にマッサージをして貰うと程良い力加減にうとうとしてくるのだからプロの人って凄いなってぼんやりと思う。

このお店を紹介してくれたのは職場のオバちゃん。
いつだったかはもう忘れたけどあれは、多分今の仕事を始めてようやく慣れてきた頃だったと思う。
最初は不慣れなことばかりだったし、何をしていいかも分からなくて緊張するばかりだったから気にもならなかっただけなんだろう。
だけど、日々の作業内容にも少しばかり慣れて生まれた余裕に解れた緊張の糸、気が付いたら腰から首にかけてどうにも凝っているような痛むような軋むような…兎に角不調を感じていた。

オバちゃん「お疲れAさん、だいぶ慣れてきたね。手付きもスムーズになってきたじゃない」
私「皆さんの教え方が丁寧でわかりやすいので早くなれることができました」
オバちゃん「あらやだ、嬉しいじゃない。でも、ちょっと元気ないわねどうかした?」
私「それが、最近身体の調子が悪くて」

そうして相談して教えてもらったのがこのマッサージ店。
教えてもらった手前行かないのもなんだかな、と思う気持ちと日増しに軋む身体に耐え兼ねて思い切って来てみたらこれが、もう─

最高だった。

週休2日の1日、その半日を費やして解された身体はすこぶる快調だ。
今日は気分が良い。
帰りにスーパーでビールと焼き鳥を買って帰ろう。

遠回りだらけの散歩をした日

やばい、休日だからって寝すぎたかもしれない。
前は休日は彼氏と過ごしていたけど別れたし、向こうの浮気だし、もやっとしながら眠ったからうまく寝付けず少し眠りすぎたのかもしれない。
こういう時は散歩をしようと適当な服を掴んで日焼け止めを塗り外へ出る準備をする、そういえば日焼け止めって結局年中塗っている気がする
春の紫外線に注意とか夏の紫外線は冬も油断しちゃダメ!とかとか結局全部の季節じゃないかと思うとちょっと面倒くさいなと思う。

天気がまあまあ良かったから散歩日和だった。
どこにいこうかな、少しウチから離れているショッピングモールでも行ってみるかと考えたが、職場のおばちゃん達がが休日は家族とそこに行くことがあると話していたのを思い出したので取りやめることを決意した、野菜が安い店があるらしいという情報は魅力的だけど、いや、うん、休みの日まで仕事先の人に会いたくないよね?
公園を回りつつ少しだけ生活圏を離れた方向へふらっと歩いていく。
背筋を伸ばして運動をしています!と主張する格好の人と何人かすれ違いつつマイペースで散歩をした。
途中、センスの良い雑貨屋をみつけたのでふらりと入り見て回る、ナチュラル系の服や小物や食器などが並んでいる、感じの良い服やポーチを見ても自分で作れるかなと考えてしまう時があるのは良くない考えだと思う。その雑貨屋ではかわいいパッケージのカモミールティーを買ってみた。カモミールティーというのは不眠に効くらしいのでちょっとだけ楽しみだ。
家に帰ってからお茶を飲もうと決め、足取りも軽く散歩しながら帰っていると同じように向こう側から散歩をしている犬と飼い主がこちらに向かってくる。私は表情を変えずにすうっと道順を変更してもう少し遠回りして散歩を続行した。

家に帰りついた時、今日は散歩しすぎたなと感じた。

きっとカモミールティーが癒してくれるだろう。

紗栄子のインスタがうらやましい

さえない私は、日々紗栄子のインスタをチェックしている。
紗栄子とはだれか。言わずとも知れたモデル。野球選手の元妻といえばピンとくるであろう。

特に趣味もない私は、仕事と家の往復で、これといった刺激もない生活を送っている。
だから時間を持て余す夜には、ネットサーフィンをしていることが多い。

そんな時に見るのがインスタだ。
何万という人がこのインスタを利用しており、写真をアップする。それを見て、私はうらやましくも思いながら、こんなことしてどうなるんだろ?私生活がバレバレじゃんとひがんでみたりもする。

しかし、そんな中で、一際私の注目を浴びる人がいる。それが紗栄子なのだ。

何がそんなに引き付けるのか?
それは30代になってなお、あのかわいさを維持しているところが一番。
もちろん芸能人だからエステに行っているんだろうなあ、高い化粧品を使っているんだろうなあと思うことも多い。実際そうだろう。

しかし、それでもやはり自分の努力って大切。
私は日々の生活に満足はしていないが浸りきっているので、これ以上の向上心をあまり持っていない。
見た目や肌年齢に逆らっていくほどの活力も財力もない。

だから、年齢に不釣り合いな容姿の人に単純に憧れる。
紗栄子はその中でも別格なのだ。

そんな日々インスタをチェックする私は、そのアップされる写真に毎回ため息が出る。
諦めのため息ではない。

夢を見ているようなため息だ。
日々の仕事の往復の繰り返し、もう飽き飽きした食生活。そんな生活に色が差し込むようなインスタの写真。

それがある意味私の楽しみでもある。
行ってみたいな、会ってみたいなというほどの熱量はないけれど、それでもチェックし続けることでちょっとだけ幸せになりたいと思っている。