つまりはそういう年齢
朝から頭が痛かった。
多分、飲みすぎ。
昨夜は前の職場の人が奢ってくれるというので、有り難く頂戴していたらやらかしてしまった。
薄々感じてはいたが、お酒に弱くなった気がする。
前はもっとぐいぐい、それこそ明け方まで飲んでも、翌日スッキリ起きられた。
だけど今は、頭は痛くて体は重くて、こんなに朝起きるのがつらい。
つまり、そういう年齢ってこと。
仕事に行かなければならないので、体に鞭打って起きてみた。
やばい、ニキビができている。
いや、30過ぎたら吹き出物?
まあ正直、どっちでもいい。
メイクで隠そうかと思いつつ、ファンデーションを取る手が躊躇われる。
こレは、上からファンデーション塗ったらさらに酷くなる系かも。
20代の頃は、迷わずファンデーション厚塗りで完了だったのに。
若いニキビは、治りが早いから。
まあつまりこれも、年齢のせい。
それこそ学生の頃は、年齢のせいにする大人がみっともないなって思ってたことを覚えている。
おいおい言い訳するなよって。
でも今は、この年齢が与える影響に太刀打ちできない事実を知ってしまった。
この年齢でそれじゃ早いって?
ごもっとも、これからもっとたくさんの「年齢のせい」が出てくるのは想像できている。
嫌でもね。
そういえば、何年か前に母親が言っていた。
年齢を受け止めるには、出来ることと出来ないことを明白にするといいらしい。
それで出来ないことは必要以上に未練がましくならないこと、出来ることに目を向けるのがいいのだとか。
まあ確かに、出来たくなったことを憂いていても仕方ない。
そして出来ないことを、できないと認識していないのも惨めだ。
かっこいい大人になるためには、こういうことが必要なのかも。
たまにはちょっとかっこよくしめてみた。