今夜あなたをまつり縫い

31歳独身女のただの日記。仕事は縫製工場です。手先の器用さに自信あり

嘘も方便、良い夢を見たわ

仕事に行こうとしたら
母親、「その格好で行くの?」
私、「ダメ?」
母親、「ダメって、乳首が透けてるじゃない」
私の職場は、工場長を除いて女性ばかり。しかも、仕事をする時には社名の入ったエプロンをするため、「格好なんてどうだって良い」。

職場に行くのに車に乗ると、ガソリンが少ない、ツイてないなー。
セルフのGSで給油をしていると、オッサン達にメッチャ見られ、「31歳の私、まだイケるじゃない」。

職場には男の工場長がいるため、車を降りたらエプロンをする。

「お・は・よ・う」、私に声を掛けてくれたのは外国人労働者の女の子。
その女の子は、ホットパンツにタンクトップ、しかもノーブラだから、エプロンをしていてもメッチャエロい。
私、「寒くない?」
外国人労働者の女の子、「(笑)」
日本語はまだ理解出来ないようだ。

事務室の前を通る時には、工場長が見ているから会釈をする。
その後は休憩室(更衣室)へ行き、同僚らのオバちゃんらと無駄話をする。

同年代の同僚、「昨日は帰ってから何してた?」
私、「いつもと同じよ」
同僚、「最近どう?」
私、「ボチボチ」
同僚、「相手はエンジニア」

オバちゃん、「エンジニアって何?」
同僚との会話に、オバちゃんが割り込んで来ることは珍しくない。

私、「エンジニアは機械を開発する人じゃないかな、知らんけど」
同僚、「会ってるの?」
私、「一度会った」
同僚、「どんな感じだった?」
私、「エンジニアだけあって、インテリな感じだった」
オバちゃん、「良いな若い人は。私なんて、イイネをしても無視されるのよ」
私が働く職場では、老若男女に関係なく出会い系サイトが流行ってる。

私、「どのサイトを使ってるの?」
オバちゃん、「◯◯」
オバちゃんが利用している出会い系サイトは、熟女との出会いをウリにしており、そのサイトを利用しているオバちゃんは黒色のブラジャーをしていた。

同年代の同僚、「出会い系サイトのプロフィールはどうしてる?」
私、「正直に書いてあるわよ」
同僚、「プロフィールを見て良い?」
私、「良いわよ」
同僚、「何が正直よ。職業欄がアパレルとなってるじゃない」
私、「広い意味ではアパレルでしょ」

仕事を終えた私は、弁当屋さんに寄った。
店員さん、「仕事は終わった?」
私、「うん」
社名の入ったエプロンをしているため、店員さんは私が何処で働いているかは知ってる。

店員さん、「いらっしゃいませ」
私の後に入って来たお客さんを見て言葉を失った。なぜなら、油で汚れた作業着を着ていたお客さんは、私が出会い系サイトで知り合ったエンジニアだったから。

私は「何がエンジニアよ!」と思ったのだが、出会い系サイトで知り合った男も私のことを「何がアパレル勤務だよ!」と思っただろう。
なぜなら、私は社名の入ったエプロンをしていたから。