今夜あなたをまつり縫い

31歳独身女のただの日記。仕事は縫製工場です。手先の器用さに自信あり

淡い恋愛感情を持っていた男性が結婚した話

私はちょっとした恋をしていた。通っている歯医者の先生を好きになってしまったのだ。
小さい声でぼそぼそ話す先生がやけに可愛く見えてしまった。。
3年前、浮気されて別れてから若干の男性恐怖症的なところがある。
周りも結婚していないので正直焦りもあまりない。まだ31歳だし、、。といって問題から逃げてるところはある。
そんな時の急な好きという気持ちだ。

一回歯科の予約を風邪をひいてキャンセルしたことがある。
次に行ったときに向こうから

歯医者さん、「前回キャンセルされたようですが、ご病気もう大丈夫ですか?」と聞かれあたふた。
私、「あぁ、。先生にうつしてしまったらまずいなと思ったので、。すいません。もう大丈夫です」
歯医者さん、「あはは。そうですか。それならよかったですね。」とにっこり笑顔。キャンセルした事は何も言わずに体調を気遣ってくれる。たまらなく可愛い。

しかし、数日後、彼の左手薬指には結婚指輪が光っていた。。
それを見たとき正直、ちょっとした淡い期待みたいなものが一気に崩れるのがわかった。
現実は二人の関係は何も進展していないのに、勝手に期待して勝手に落ち込んでる。
バカだなーと思いながらも自分て「乙女」じゃん、、。なんて思いながら笑えてくる。
もう既婚者なので恋愛対象ではなくなり、逆にスッキリした。変なドキドキもなくなり普通に歯科にも通えるようになった。

ちょっとしたワクワク、自分の中にまだ残っていた「乙女」を楽しみながら治療は無事終了して日常に戻った。
ただやはりちょっと胸がチクチクするので歯医者は変えることにした。
先生には久しぶりに乙女になれたことへの感謝を感じながら近くに評判の良い歯科を探しながらコーヒーをすする。