今夜あなたをまつり縫い

31歳独身女のただの日記。仕事は縫製工場です。手先の器用さに自信あり

胸キュンの運命の出会いを乞う

今日の職場でのランチタイム、いつも以上に話が盛り上がった。なぜなら一種の"恋バナ"(恋のお話)だったから。

まずは、仲間の一人の女性が彼氏からプロポーズを受けたのだとか。もちろん承諾したんだと。みんなでおめでとう!良かったねってなって、そこから彼女にどんな相手なんだとか、事情徴収我があって、その話が落ち着く頃には、他の女性たちによる恋バナがスタートしたのでした。私は誰かの恋バナに反応を示すしかできなかったけどね。だって彼氏3年も不在ですから、話すことは何もありませんもの。意中の男性もいないという、恋愛運低迷中の身でありますわ。

皆の恋バナ色々聞かされる中の最高傑作は、御年46歳の現在大学1年生の娘さんを持つSさんの今のご主人との恋愛話。

二人はいわゆる幼馴染で、高校まで学校がずっと同じ。と言え、ずっと他人同様。お互いに同じ学校にいても気にもしないような関係だった。でも再会した成人式でまさかの急展開。互いに強く惹かれてそのままスルスルと恋人から結婚への流れになって行ったんだって。

その惹かれ合うきっかけとなったのが、まずはSさんが、その時持っていた成人式バックを落とし、偶然にもそばにいた今のご主人が拾う。そのカバンの色がベージュ系で、ちょっとした汚れでも目立つタイプ。それを知ってか今のご主人が自身のハンカチをポケットからさっと出して、汚れを拭き取るようにし、ハイと彼女に差し出す。

その時、小中高時代には想像もつかないような紳士振りで、しかもよく見たらイケメン、胸キュンが止まらなくなったSさん。かたわらの現在のご主人は、カバンを拾った相手のSさんの着物姿の美しさで、彼もまた胸キュン。お互いにそこで惹かれ合ってしまったんだと。

成人式後のパーティーでは当然のように二人一緒、周りの知り合い達からは「いつから二人は付き合ってるの」と聞かれて、今始まったばかりとは言えず、困ったそうです。

その成人式から3年後に二人はゴールイン。そんな思いがけない胸キュンの運命の出逢い、本当は私も欲しかったりするわけで。